執筆者
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門ヘルスケア食グループ長 木元 広実
はじめに
乳酸菌は、チーズやヨーグルト、漬け物などの発酵食品の製造に欠かせない微生物であり、私たちの食生活と深く関わっている。約100年前にはメチニコフ博士がヨーグルトの健康機能を提唱し、20世紀末以降、乳酸菌が健康維持に寄与するさまざまな効果が報告されてきた。
筆者の所属する農研機構では、1990年代後半から乳酸菌の機能性研究に取り組み、多くの特許取得や論文発表を行ってきた。その成果の一部は、ヨーグルトやサプリメントとしてすでに製品化されている。本稿では、これまでに得られた研究成果を概説するとともに、最近の新しい取り組みについて紹介する。
1.非腸管系乳酸菌の活用
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