食品素材の記事

GEウェルネス、ユーグレナ新株の大量培養に成功、6月から原料供給を開始

提供元:和歌山県工業技術センター

GEホールディングスのグループ会社GEウェルネスは、和歌山県工業技術センターが発見したユーグレナの新規株をもとに自社で大量培養することに成功し、6月からユーグレナ粉末のサンプルワークを開始する。

ユーグレナは、和名「ミドリムシ」と呼ばれる微細藻類の一種で、光合成をする植物の特性と、運動をする動物の特性の両方を持つ微生物。必須アミノ酸9種をバランスよく含むほか、ビタミン、ミネラル類を多く含んでおり、主要な栄養成分を規格化していく予定である。フレイル予防が期待できるプロテイン高含有の機能性素材として中高年層向けの商材ほか、幅広い提案を行っていく。

国内のユーグレナメーカーは同社で3番目。グループ会社であるビオラボの研究所内に設けた専用培養施設で培養から粉末化に至るまで自社での生産体制を確立し、製品化に漕ぎ着けた。

ユーグレナ新規株「ユーグレナKishu株」は、和歌山県内で発見されたオリジナル株で、従来の「ユーグレナ・グラシリスZ株」と比較し優れた増殖性を有しており、生産効率が高いのが特長。光従属栄養培養法で、無菌状態で培養した緑色の粉末である。青汁の副原料やハードカプセル向けを視野に入れ展開していく。

機能性表示食品の発売動向を追う(43)機能性表示食品の届出・受理の現状

キヤノンITS、異物・品質検査に画像AI技術を採用
新世代マシンビジョンシステムの本格受注を開始

関連記事

  1. 肌改善、睡眠改善が期待されるオクラ種子エキス末発売
  2. しょうゆ代替が可能な粉末酵母エキス
  3. EC-12の供給不安が完全解消、さらなる利用拡大に向け提案を強化…
  4. 北欧産ベリー5種類のミックス粉末が好評
  5. 腸内環境 構造の異なるイヌリンが腸内環境へもたらす影響を発表
  6. 不二製油、新タイプの大豆ミート「プライムソイミート」を8月より販…
  7. デュポン、ビフィズス菌B420の体脂肪低減効果の研究成果を発表
  8. 食感・風味立ちそのままに 惣菜・調味料向け増粘剤製剤を上市

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2026

海外ツアー情報

「食品と開発」では海外の食品展示会に合わせたツアーを開催しております。渡航や展示会入場に関する手続きを省け、セミナーなどツアーならではの企画もございます。

ナチュラルプロダクトエキスポ2025

2026年3月1日(日)~7日(土)

ナチュラルプロダクトエキスポ

アメリカ市場視察 ツアー

PAGE TOP