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米糠に含まれる新規成分「アシルグルコシルセラミド」を世界で初めて発見

オリザ油化では、米由来セラミド素材「オリザセラミド®」に関する研究において、米糠に含まれる新規成分「アシグルコシルセラミド」を発見し、その化学構造を明らかにした。

新規成分は、グルコシルセラミドの糖部分にアシル基(脂肪酸)が結合した3種類のアシルグルコシルセラミドで、「Oryzaceramide A」「同B」「同C」と名付けられた。同社と近畿大学教授 森川敏生氏との共同研究では化学構造を明らかにしている。アシルグルコシルセラミドが植物から発見されたのは世界初で、今回は脂肪酸のうち、パルミチン酸、オレイン酸、リノール酸が結合したものが単離された(特許出願中)。

また、これらの新成分がヒト表皮三次元培養モデルにおいてバリア機能の指標となる経表皮水分蒸散量を低下させる作用を有することも明らかにしている。本研究成果が評価され、11月に開催された第16回セラミド研究会/第17回スフィンゴテラビィ研究会 合同年会にて、同社 研究開発本部の竹田翔伍氏がYoung Investigator Awardを受賞した。

「オリザセラミド®」については新規成分のほかに、主要な保湿成分である「グルコシルセラミド」に加え、セラミド合成を高める作用のある「β-シトステロールグルコシド」と、「Elasticamide」(ヒト型セラミドAP)が含まれていることも確認されている。

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