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「桜の花エキス」が中国・新⾷品原料として承認

オリザ油化は、同社が製造・販売している美容健康素材「桜の花エキス」が、4月25日付で中国 衛生健康委員会(以下、国家衛健委)より新食品原料(New food ingredient)として承認され、5月7日に国家衛健委オフィシャルサイトで開示されたことを発表した。

新食品原料には既に食用の関山桜の花そのものが登録されているが、安全性に対する基準がより厳しい「含水エタノールにより抽出した桜の花エキス粉末」としては初となる。

新食品原料に承認されている関山桜と桜の花エキスの違い

■関山桜 中国語名称:关山樱花

乾燥品・生花として食べられる桜の花そのもの(エキスではない)。

由来原料:バラ科サクラ属の関山桜

規格成分:無し

■桜の花エキス(オリザ油化製) 中国語名称:樱花多酚

含水エタノールにより抽出した桜の花エキス粉末。

関山桜と比べ、より多くのポリフェノールを含有する。

由来原料:バラ科サクラ属の日本のヤマザクラ

規格成分:カフェオイルグルコース、ケルセチングルコシド

「新食品原料」とは、中国で伝統的な食習慣を持たない食品原料を中国国内で使用するために必要な認証制度。登録には国家衛健委による厳格な安全性評価基準のクリアが必要。オリザ油化では中国独自の基準を満たすために追加試験を実施するなど7年以上の歳月を経ての登録となったという。これにより今後は、中国国内への輸入/販売、一般食品をはじめ、サプリメント等食品全般への配合が可能となる。

※「桜の花エキス」

抗糖化作用を有する素材として2010年に上市された。京都薬科大学とオリザ油化の共同研究で、桜の花にフェニルプロパノイド配糖体であるカフェオイルグルコース(1-caffeoyl-O-β-D-glucopyranoside)や、フラボノイド配糖体であるケルセチングルコシド(quercetin 3-O-β-D-glucopyranoside)が含まれていることが世界で初めて発見された。これらの成分を含む桜の花抽出物に、AGEs産生抑制作用や線維芽細胞のコラーゲン格子形成の増加作用があることも明らかにされている。

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